2011年5月30日月曜日

アミタの被災地活動11 5月5日 歌津のボランティアのお風呂

ボランティアの方や避難所以外の方への配慮
歌津のVCでは、なんと近くにある歌津中学校(避難所)の共同湯「魚竜の湯」を、男女日替わりで利用させていただけます。(水曜休)5月5日は男性の日だったので、作業後にせっかくなので、使わせていただきました。

この魚竜の湯は恐らく、部室かプールの更衣室であったであろう所に生簀を持ってきて、そこにお湯をいれています。公益社団法人CIVIC FORCEが仮設の建物と風呂を設置されたそうです。

そしてこのお湯をたいてくださっているのがすごいのです。新庄市に本社がある固形燃料製造会社バイオソリッドエナジーという会社がボイラーと燃料を提供したようです。


お風呂の建物
お風呂に入れるというのは本当にありがたいものです。衛生面が保たれないと病気等も蔓延します。なにより爽快です。夏に向けて、暑くなってくるので、お風呂があることは本当にありがたいと思います。

そしてその燃料に下水処理場から出る汚泥を乾燥させて作った固形燃料を使っていることもとても良い試みだと思いました。復興支援には国の予算の多くを投入します。被災者の方の安全や安心が最優先とはいえ、できればその技術には、環境に配慮した技術、そして地元にお金が落ち、雇用が生まれる事業主体に配分してほしいと思います。


設備の一部
窓ガラスが割れて板で補強されている学校の窓











津波を避けた自販機も稼動していない
 
校庭の仮設住宅 プレハブではない












お風呂の中ではラジオが聞ける配慮までしてありました。また、現地でお会いしたおじいさんも気さくに話しかけてくれ、社員の一人がマッサージをしたらとても喜んでくれました。被災者の方も一様ではないですが、相手の需要にそって、接すればよいというシンプルな原則でよいのかもしれないと思いました。

仮設住宅に埋まった校庭を前に、通路でキャッチボールする野球少年が印象的でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿