現地作業初日は歌津地区の田表で作業しました。作業場までは、ありがたいことに現地の方が移動手段として車を出してくれました。
田表はとっても広かったので、現地で説明を受けるまでは、写真のような光景全部を綺麗にするものと思っていました。
しかし、前述したとおり、基本的に漂着物は重機で撤去しますので、我々の役割は2つでした。
1 重機が入れないところ(斜面や山林地)の漂着物を平地へ移す
2 持ち主が特定できるもの(貴重品や写真等)を確保すること
ということで、30名ほどを10人1グループとして、作業リーダーのもとエリアを区切って作業しました。班分けすることで、メンバー全員にリーダーが目を配るということも重要な仕組みだと思います。
事前のMTG |
袋を2つ持ち1つには漂着物1つには貴重品を入れます |
だいたい1時間に1回休憩を入れて、午前は9:00~12:00、午後は13:00~16:00まで作業します。
昼食はキャンプに戻っておにぎりです |
漁師町のため、網がひっかかっていることが多かった |
高いところに漂着物がひっかかっていることもおおく、高枝切りバサミが活躍します。もちろんですが、極力木は切らないように配慮はします。
作業後、一人が写真を見て、これは被災前の田表ではないか?ということを言い出しました。実際、そうである確証はありませんが、確かに土地の形からその可能性があります。
今では田んぼだったと言われないと気づかないくらいの場所ですが、ほんの2ヶ月前までは人が暮らしを営んでいた。当たり前なんですがそういうことに気づかされます。現地にいる人達のショックはどんなものであるか、頭でわかっていることが、ほんの少しですが、身体で感じられるというのが現地に行った感想の一つです。この航空写真はその象徴的出来事の一つでした。
被災前の田表と思われる航空写真 |
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