4月20日(水)は「被災地復興支援のための対話をしよう【ふるさとダイアログ】」に参加してきました。昨年ソーシャルビジネス関連事業をしていたときに知り合った東京おもちや美術館(以下TTM)の方にお声がけいただきました。
■当日の内容
・レスキューストックヤード(以下RSY)さんの支援レポート
・TTMの方が4月7~10日まで陸前高田に行かれた現地リポート
・参加者各グループでのダイアログ(対話)
※当日の内容を私のフィルターを通して記載しているので、その点はご了承ください
3回目はダイアログの概要とまとめです。
参加者約15名が3つのグループに分かれて20分意見交換をしました。
私のグループにはレスキューストックヤードの方がいらしたので、とても参考になる情報をいただきました。ポイントにしてお伝えします。
■課題
現地情報(課題、ニーズ)がわからない
■結論
・ニーズがわかるところへ送ること
→現地と関係のある拠点からヒアリング
・現地ニーズは時と場合により変化するため一般化は困難
■ニーズ
1 選択肢を設ける
→現地の支援は基本的に均一である 仮設住宅もそうである
→色、種類等、ほんの少しでも選べる、差別化できるということは被災地のニーズ
2 一方的に支援され続けることに対しての被災者ストレスを考慮する
→相手が申し訳ないと思わないように相手にも何か貢献する選択肢を設ける
例:安い値段でも良いから買ってもらって、売上もまた支援金にする
被支援者(購買者)はそれにより、対等な関係に立てる
買い物という選択肢を体験できることも重要
3 とにかく聞くことへの需要が高い
現地の方の現状を聞いてあげることそれもまた一つのニーズ
■ポイント
1 物資を送る場合、送り先のニーズ、数量を把握すること
→送り先の全員に行渡る数を送ること
2 配りやすい梱包の手間は送る前にかけること
例 タオル、シャンプー等を個別に送るのではなく、入浴セットというパッケージ化を行い、現地で配りやすい配慮を行うこと
3 支援の際、選択肢を設けること
例 例えば入浴セットを送る場合すべて均一でなく、色や種類を選べるということもまた満足につながる
■スタンス
被災者本位
例× 頑張ってください < △ 一緒に頑張りましょう < ○私に何ができますか?何かできることがあれば言ってください いつでも話を聞かせてくださいね
その他、支援のニーズが多様化してくると、書類作成や事務手続きのニーズも出てきます。皆さんの得意な部分での支援ニーズが出てきたときにぜひそれで応えてください。長期的な支援と継続が必要です。
私もゴールデンウィークに現地にボランティア活動に行ってきます。今回のダイアログはそのためにもとても良い学びとなりました。
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