4月20日(水)は「被災地復興支援のための対話をしよう【ふるさとダイアログ】」に参加してきました。昨年ソーシャルビジネス関連事業をしていたときに知り合った東京おもちや美術館(以下TTM)の方にお声がけいただきました。
■当日の内容
・レスキューストックヤード(以下RSY)さんの支援レポート
・TTMの方が4月7~10日まで陸前高田に行かれた現地リポート
・参加者各グループでのダイアログ(対話)
※当日の内容を私のフィルターを通して記載しているので、その点はご了承ください
前回に続き、今回はTTMさんのレポートです。
■「あそび支援隊」とは?
「安心して遊べる環境」と「良質なおもちゃ」を持ち、現地に豊かな遊びを直接届けます。10ヶ所でのグッド・トイキャラバン開催と、100セット以上のおもちゃ寄贈を行うことで、日常生活の中にあった安らぎを取り戻すお手伝いをしていきます。
引用:TTMWebサイトより
■活動概要
・4月7日(木) 東京~仙台~一関(泊)
・4月8日(金) 岩手陸前高田市にておもちゃの広場を実施
(第一中学校・松峰公民館)
・4月9日(土) 気仙沼市にておもちゃの広場
4月10日(日)帰京
■経緯
・現地キーパーソンとの情報交換→ぜひ来てくれとの打診
■現地に行かれた目的
1 非難所にいる子どもたちのおもちゃ・遊び環境を整える
子どもの環境が整っていないのではないかとの仮説
2 継続して「おもちゃ広場」を実施できるような環境(場所と人)を見つける
スタッフが現地常駐することは不可能
3 私たち(TTM)の活動が、現地ニーズにあったものかどうかを探る
仮説が合っているのか 現場を見て対策を考える
■ 現地課題
・ 小さい子どもがいると集団生活しづらい
→子持ち家族のみで集団宿泊するようになった
・とにかくスペースがない→遊ぶスペースもない
■ 実施状況
・事前にスペースを作ってくれていた
→ご両親は疲れていて寝ていらしたが、子どもの為にぜひ(おもちや広場を)やってくれと頼まれて実施
・実施は現地の保母さんらが手伝ってくれた
・手作りおもちゃの製作等
→子どもがお皿に書いた言葉が「世界笑顔」 作りあったお皿を交換しようといわれた
・子どもの状況
おもちゃの取り合いなどはしない
みな素直で非常に協力的
■成果
・久しぶりに友達と会えた(ママ友も同じ)
→自宅待機の人は避難所に行きづらいので、おもちゃ広場が避難所に行く良い契機になった
・ご年配の方も含めて遊びの輪が広がった
→巾着袋を裁縫してくれるご年配もいらした
・ご年配の方のやりがいも見出せた
→「もし布と糸と針さえ送ってくれたら、私がお手玉を作って、東京の子どもにも送ってやる」そう言っていただけた
・次のPJのきっかけができた
■まとめ
・避難所のおもちゃ・遊び環境は場所によって差が大きいが、ある程度充実しているところが多い。(第一中学校等)
・生活と遊びの場が混在
・活動継続には現地キーパーソンを見つければ継続の可能性あり
・被災地状況の一般化は困難
・ニーズの変化も早い 場所によってニーズが違う
■今後のアクション
・イベント
・設備整備支援
・移動児童館
・おもちゃの宅配便
・ヒト・モノ・カネとニーズの結びつけ
■大切なこと
子どもの笑顔と元気は大人を勇気付ける
自分のためにがんばれなくても、子どものためには頑張れる大人がたくさんいる
TTMさんの活動レポートはこちらです。
次はダイアログとイベントのまとめです。
■アミタの震災対応はこちらでお伝えしております。
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