2011年5月13日金曜日

アミタの被災地活動5 漂着物の撤去作業 

山林部や傾斜面は人手が必要です
我々が手伝った一番メインの作業は漂着物の撤去作業です。今回の震災ではご存知の通り、相当広範囲に津波が起こっていて、倒壊した瓦礫類含む漂着物が散乱している状態です。平地は基本的に重機で撤去するのですが、重機が入れない傾斜面、特に山林部分は人が入り漂着物を平地まで移動させる作業が必要となります。また、重機は当然貴重品や思い出品を分別することができないため、その回収作業も人にしかできないこととなります。

漂着物撤去作業をするにはある程度の装備が必要となります。撤去中に漂着物の溜まっているところが倒壊する恐れもありますし、傾斜面から滑る可能性もあります。また山林の中ですので、木々が目に入る危険性もあります。何よりガラスの破片があるため、身体の露出は避けなければなりません。(もちろん安全第一で作業していますので、危険のあるところはリーダーが行かないように指示していました)


完全防備の第2陣のメンバーです。

漂着物撤去の7つ道具

1 ヘルメット
2 安全靴(長靴)
3 皮手袋
4 ゴーグル
5 防塵マスク
6 飲料水
7 ファーストエイドキット(救急箱)





ちなみに、ファーストエイドとは、応急処置のことです。
我々アミタグループは再資源化工場を持っており、また地上資源事業の営業マンはメーカーさんの工場やセメント工場へ頻繁に行くため、これらの装備は会社にストックがあり、準備してもらえました。装備が完全だったため、現地の備品を借りることなく作業に入れたため、現地では大変感謝されました。

現地にも備品はありました。
このような備品をベースキャンプでもいくつかストックしていますが、もちろん持っていったほうが良いのは言うまでもありません。(持っていかないと作業できない!という訳ではありません。それは事前に確認していただくのが無難です)

また、細かい漂着物を手で拾っていると埒が明かないために、熊手があるとよいという意見があり、5月5日からは作業に熊手を使いましたが、かなりはかどりました。その他、スコップ、のこぎり、高枝バサミ等があると、大型漂着物の撤去に役立ちます。

今後ボランティアに行かれる方のために、準備や現地状況を先に書きましたが、来週は実際の作業や道程の様子などをアップしてまいります。

アミタグループ社員有志が参加した被災地ボランティアの報告会/ご意見交換会を開催 

【日時】 5月27日(金) 17:00~18:30 (16:30開場) 

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