2012年11月26日月曜日

本業から遠いCSR活動で社内を巻き込むには?2

前回の続きを書きます。

本業から遠い社会貢献活動だとしても、直接的に社会貢献をしていることがわかりやすい場合、
広報的な視点でとても効果を出すことがあります。


ポイント1 画像素材等を転用することを考えて設計する

例:年賀状、年末挨拶状、社内報、ブログ、ツイッター等々


今回我々は、「STAND UP TAKE ACTION!」の文字を1つずつ各拠点で担当してもらい、それを1つの画像作品にしましたが、個別に1文字ずつ毎朝ツイッターでツイートしています。キャンペーン主体の方を盛り上げるために、ハッシュタグもつけてツイートしました。

おかげで、いつも STAND UP TAKE ACTION!の日本公式アカウントがリツイートしてくださって、アミタグループを全く知らない方々からのフォローも毎日増えていきました。

ブログをお持ちの企業の担当者様でしたら、こういったイベントはネタの1つにもなりますね。まずは認知してもらい、そこから自社で関連する事業の紹介へつなげていくことも1つの手だと思います。

ポイント2 反応を把握できる媒体の利用

 例:ツイッター →URLクリック数が取れるアプリの利用
   Web →URL加工の上クリック数のカウント
   無料情報サービス等への誘導

合わせて、細かく、サイトPVやUV、トラフィック、ツイッターフォロワー数、リツイート数等の間接指標を設定し、現状を把握することもお忘れなきように。短期的成果が出にくい活動はCSR活動に多々あります。前年の数値が把握できていないと、よくなっているのか悪くなっているのかすら把握できません。よって、何かしら定量で状況をはかれるようにすることは重要です。

そういった細かい工夫から新しい企業の行動指標もでてくる可能性があります。


本業と遠い、でも大切なもの、あるいはなんらかの理由でやらないといけない活動はCSR担当者の方々にとって悩みの種でもあります。どうしても事業に直接結びつけにくいものは、思い切って「楽しく」やってしまうことも重要です。

2012年11月21日水曜日

本業から遠いCSR活動で社内を巻き込むには?1

ありがたいことに、STAND UP TAKE ACTION!というキャンペーンで、アミタグループがユニークフォトコンテストに入賞しました。 詳細はこちら

キャンペーンの説明や我々がなぜこのキャンペーンに賛同しているか等はリンク先にお任せするとして、今回は本業から遠い活動に社内を巻き込む際のポイントについてお話します。


今回のSTAND UP TAKE ACTION!のキャンペーン、個人的に主旨に賛同しますし、とても素敵なキャンペーンだと思います。しかし、CSR担当者にとってこういったイベントは、短期的な成果も明確でないですし、社内に協力を仰がなければならず、担当者を悩ませるイベントの1つではあります。

■運用面で心がけること

こういう機会がまわってきたとき、私は運用面で以下の点を大事にします。

1 とにかく現場負担を少なくする
  ・段取りはできるだけこちらでやる
  ・締め切り設定は長めにする

2 拠点(部署)ごとの裁量幅を設ける
  ・忙しいといってなかなか協力してくれない拠点がある一方、
   とっても頑張ってくれる方もいらっしゃいます。
   別に簡易にすませるところを悪く言う必要はないです。
   でも頑張ってくれる人が目立つように設計します。

3  結果はきちんと返す
  ・できあがった画像やその製作過程でのコンテンツはきちんと共有します
  ・今回はキャンペーン画像を加工する前のものを共有しましたし、
   社内報の部署の方にネタをプッシュして掲載していただきました

そしてできれば、参加して「楽しい」ものに仕上げる。
楽しいことが増える分には不満もでませんし、社内の雰囲気もよくなります。

おかげさまで、アミタの皆さんとても素敵な画像を送っていただきましたので、
出来あがりは楽しいものになりましたし、社内報でより社風が伝わる結果となりました。

それからこういうイベントは広報的にも連携できることが多いです。

【続く】