2014年4月10日木曜日

アミタの年次報告書(アニュアルレポート)がでました〜今回の年次報告書の3つの肝と連載記事予告〜



ずいぶんご無沙汰してしまいました。さぼってしまっていたといえばそれまでですね。今回は4/2に自分の所属する組織の年次報告書ができたことをネタに書きます。一応編集に名を連ねてはおりますが、私はほとんど担当していませんでした。ですので、細かい経緯や苦労を語る事はしませんし、できません。


今回の年次報告書の肝

今回の年次報告書、アミタの人や、アミタをよく知る人が見るとアミタテイストまんまですという感じになりますが、「年次報告書(アニュアルレポート)」や事業報告書の類からいくと異色です。

1 統合報告の流れを意識した作成
2 社会課題への認識と目指す方向性の明示
3 完結にインフォグラフィックを意識したビジュアル

これが会社として注力した点です。


何が異色か?

元々、年次報告書や事業報告書はIRの文脈から企業報告ツールの1つとして作成の必要性が出たため、財務報告が中心です。

一方で、非財務情報(CSRレポートや環境報告書に掲載されているような情報含む)は、株主、投資家以外のステークホルダー(未来世代や地域住民、NPO、顧客、サプライチェーン)に報告する必要性から生まれてきています。

でも第2次世界恐慌とも言われる近年の金融市場の失敗から、財務情報とを統合して、PL(損益計算書)BS(バランスシート)、CF(キャッシュフロー)計算書等の数字の意味合いや事業との関連性、その結果社会やステークホルダーにどんな価値を提供できたのかを報告する重要性が唱えられ、統合報告という形で新しい流れが出来てきました。

今回はこの統合報告の流れを意識して、初回ということで、社会への課題認識を明示しています。企業としての社会課題認識を明示することの重要性は、もうしばらくすると、会社が運営する「おしえて!アミタさん」で連載が始まるはずですので、そちらをご期待ください。統合報告の流れ、日本企業の企業報告で抜けている決定的な点、レポーティングの陥りがちな穴等を日本の統合報告第一人者に語っていただいています。

正直、他のサイト等でもここまでわかりやすく、明確な欠点や改善方法を語っている方がいないだけに、CSRレポートやアニュアルレポートを作成してる方には目から鱗の連載記事になると思います。お楽しみに。

インフォグラフィックの多用

情報乱立する現代において、視覚的直感的な理解を促進する必要性もあって、インフォグラフィックという手法が注目されています。情報、データ、知識等を視覚的に表現する手法です。誤解を恐れずに簡単に言うと、図や絵を多様化して、大筋をパッとわかるようにすることです。

これについては、ページをざっと見ていただけたらわかると思いますので、ぜひご覧ください。細かい文字情報を読むのがめんどうという方でも、絵と図を見たら多少なんとなくわかるかなという形にしているところです。

ぜひご一読いただけたらと思います。

アミタの価値のつくりかた

■関連サイト
CSR JAPAN