2011年4月28日木曜日

消費者とCSRって関係あるんですか?

そなえくっきー
現在CSRというテーマが非常に壮大でかつ、グローバル企業、大企業において議論されることが多いので、CSRの書籍やサイトを見ても、小規模かつローカルな企業の方が適応するに少し距離が遠いと感じる方も多いようです。そもそもCSRという考え方が西洋から輸入され、それを日本版に翻訳するところまでいたっていないからという背景もあります。(日本にもそもそもCSRのような考え方があったという話はまた後日)

でも、基本的にすべての企業活動においてCSR(企業が社会的責任を果たす使命)は存在します。すべての個人に対してSR(社会的責任を果たす使命)が存在するのと同義です。 そしてその先には、市民、消費者として個人がCSRとつながります。

ということで、先日友人のお土産を買うために近所のお菓子屋さんに行きました。このお店好きなのでよく使います。

1 地産地消型
地元産の野菜や果物を顔の見える関係で調達しています。地元経済への貢献もそうですが、生産者さんとの距離が近いことでも、安心安全の原料調達をしていると言えます。

2 製造責任にもこだわる
甘みにも北海道産のてん菜糖を使っています。てん菜糖を使うと、血糖値の急上昇が防がれ小さいお子さんでも安心して食べられるようです。

3 店員さんがとても丁寧で、接客から顧客志向が伝わる
挨拶や笑顔、細かな気配りもそうですが、雰囲気がいいんです。活き活きと働いてらっしゃる。

そのお店で、今回の震災を機に何か役に立てないかということでやってらっしゃる取り組みがありました。

「そなえクッキー」

停電でも電気が無くとも、カンパンよりおいしくということで、クッキーが商品化されていました。

こんな取り組みもCSRの一環だと思います。日本人は謙虚であまり自分のことを大げさに語ることを好みませんし、こんなの当たり前だろとやっている方々が思うために余り発信されません。私もあまりにPR重視のものは少しげんなりしてしまいますが、今、できていないことを開示するとともに、できていることもきちんと伝えていけばいいと思います。

そして、それをきちんと自分で考えて、良し悪しを判断することも、消費者に課せられたSRです。

今までは投資の文脈でIR関連(財務情報)の数字のみをもとに投資をして、CMやチラシ、価格のみで購買をしてきましたが、どうもそれは長期的に皆を幸せにしないことが明らかになってきました。もちろん財務関連情報や価格は今でも、これからも重要な指標です。でもそれだけでは不十分ということです。

ある経営者がこう言っていました。
「安いことは確かにいいことだが、安さの理由を明示してほしい。技術革新や自社努力ならそれは素晴らしいことだが、仕入先や環境負荷等誰か、何かが犠牲になった上の安さならそれは良くない。だから単純に安さだけで比較することは良くないし、消費者もそれだけを追い求めすぎてはいけない。」と。

CSRを果たし、社員、取引先、顧客、地域、株主を幸せにする企業から商品を買う。それも立派なSRI(社会的責任投資)の一歩だと思います。購買も企業への投資だと言えます。(もちろん厳密にSRIといった場合は、株式投資など、資金投資の話です)

■基礎からCSRを学ぶには
2011年6月14日(火) 14:00-16:30(13:30開場) 東京
基礎からおさえる「社内外」とのCSRコミュニケーションセミナー

2011年4月27日水曜日

知っておきたい被災地支援の3つのニーズと3つのポイント

4月20日(水)は「被災地復興支援のための対話をしよう【ふるさとダイアログ】」に参加してきました。昨年ソーシャルビジネス関連事業をしていたときに知り合った東京おもちや美術館(以下TTM)の方にお声がけいただきました。

■当日の内容
レスキューストックヤード(以下RSY)さんの支援レポート
・TTMの方が4月7~10日まで陸前高田に行かれた現地リポート
・参加者各グループでのダイアログ(対話)

※当日の内容を私のフィルターを通して記載しているので、その点はご了承ください

3回目はダイアログの概要とまとめです。
参加者約15名が3つのグループに分かれて20分意見交換をしました。
私のグループにはレスキューストックヤードの方がいらしたので、とても参考になる情報をいただきました。ポイントにしてお伝えします。

■課題
現地情報(課題、ニーズ)がわからない

■結論
・ニーズがわかるところへ送ること
→現地と関係のある拠点からヒアリング
・現地ニーズは時と場合により変化するため一般化は困難

■ニーズ
1 選択肢を設ける
→現地の支援は基本的に均一である 仮設住宅もそうである
→色、種類等、ほんの少しでも選べる、差別化できるということは被災地のニーズ

2 一方的に支援され続けることに対しての被災者ストレスを考慮する

→相手が申し訳ないと思わないように相手にも何か貢献する選択肢を設ける
例:安い値段でも良いから買ってもらって、売上もまた支援金にする
被支援者(購買者)はそれにより、対等な関係に立てる
買い物という選択肢を体験できることも重要

3 とにかく聞くことへの需要が高い
現地の方の現状を聞いてあげることそれもまた一つのニーズ

■ポイント
1 物資を送る場合、送り先のニーズ、数量を把握すること
→送り先の全員に行渡る数を送ること

2 配りやすい梱包の手間は送る前にかけること

例 タオル、シャンプー等を個別に送るのではなく、入浴セットというパッケージ化を行い、現地で配りやすい配慮を行うこと

3 支援の際、選択肢を設けること

例 例えば入浴セットを送る場合すべて均一でなく、色や種類を選べるということもまた満足につながる

■スタンス
被災者本位    
例× 頑張ってください < △ 一緒に頑張りましょう < ○私に何ができますか?何かできることがあれば言ってください いつでも話を聞かせてくださいね

その他、支援のニーズが多様化してくると、書類作成や事務手続きのニーズも出てきます。皆さんの得意な部分での支援ニーズが出てきたときにぜひそれで応えてください。長期的な支援と継続が必要です。

私もゴールデンウィークに現地にボランティア活動に行ってきます。今回のダイアログはそのためにもとても良い学びとなりました。

アミタの震災対応はこちらでお伝えしております。
ひと・つながり募金ブログ
http://hito-tsunagari.blogspot.com/

2011年4月26日火曜日

東京おもちや美術館 東日本大震災被災地支援「あそび支援隊」

4月20日(水)は「被災地復興支援のための対話をしよう【ふるさとダイアログ】」に参加してきました。昨年ソーシャルビジネス関連事業をしていたときに知り合った東京おもちや美術館(以下TTM)の方にお声がけいただきました。

■当日の内容
レスキューストックヤード(以下RSY)さんの支援レポート
・TTMの方が4月7~10日まで陸前高田に行かれた現地リポート
・参加者各グループでのダイアログ(対話)

※当日の内容を私のフィルターを通して記載しているので、その点はご了承ください

前回に続き、今回はTTMさんのレポートです。

■「あそび支援隊」とは?
「安心して遊べる環境」と「良質なおもちゃ」を持ち、現地に豊かな遊びを直接届けます。10ヶ所でのグッド・トイキャラバン開催と、100セット以上のおもちゃ寄贈を行うことで、日常生活の中にあった安らぎを取り戻すお手伝いをしていきます。
引用:TTMWebサイトより

■活動概要
・4月7日(木) 東京~仙台~一関(泊)
・4月8日(金) 岩手陸前高田市にておもちゃの広場を実施
  (第一中学校・松峰公民館)
・4月9日(土)  気仙沼市にておもちゃの広場
  4月10日(日)帰京

■経緯
・現地キーパーソンとの情報交換→ぜひ来てくれとの打診

■現地に行かれた目的
  1 非難所にいる子どもたちのおもちゃ・遊び環境を整える
    子どもの環境が整っていないのではないかとの仮説
  2 継続して「おもちゃ広場」を実施できるような環境(場所と人)を見つける
    スタッフが現地常駐することは不可能
  3 私たち(TTM)の活動が、現地ニーズにあったものかどうかを探る
    仮説が合っているのか 現場を見て対策を考える
■ 現地課題
・ 小さい子どもがいると集団生活しづらい
→子持ち家族のみで集団宿泊するようになった
・とにかくスペースがない→遊ぶスペースもない

■ 実施状況
・事前にスペースを作ってくれていた
→ご両親は疲れていて寝ていらしたが、子どもの為にぜひ(おもちや広場を)やってくれと頼まれて実施
・実施は現地の保母さんらが手伝ってくれた
・手作りおもちゃの製作等
 →子どもがお皿に書いた言葉が「世界笑顔」   作りあったお皿を交換しようといわれた
・子どもの状況
  おもちゃの取り合いなどはしない
  みな素直で非常に協力的

■成果
・久しぶりに友達と会えた(ママ友も同じ)
  →自宅待機の人は避難所に行きづらいので、おもちゃ広場が避難所に行く良い契機になった
・ご年配の方も含めて遊びの輪が広がった
  →巾着袋を裁縫してくれるご年配もいらした
・ご年配の方のやりがいも見出せた
→「もし布と糸と針さえ送ってくれたら、私がお手玉を作って、東京の子どもにも送ってやる」そう言っていただけた
・次のPJのきっかけができた

■まとめ
・避難所のおもちゃ・遊び環境は場所によって差が大きいが、ある程度充実しているところが多い。(第一中学校等)
・生活と遊びの場が混在
・活動継続には現地キーパーソンを見つければ継続の可能性あり
・被災地状況の一般化は困難
・ニーズの変化も早い 場所によってニーズが違う

■今後のアクション
・イベント
・設備整備支援
・移動児童館
・おもちゃの宅配便
・ヒト・モノ・カネとニーズの結びつけ

■大切なこと
子どもの笑顔と元気は大人を勇気付ける
自分のためにがんばれなくても、子どものためには頑張れる大人がたくさんいる


TTMさんの活動レポートはこちらです。
次はダイアログとイベントのまとめです。

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2011年4月25日月曜日

特定非営利活動法人レスキューストックヤードさんの被災地支援活動

4月20日(水)は「被災地復興支援のための対話をしよう【ふるさとダイアログ】」に参加してきました。昨年ソーシャルビジネス関連事業をしていたときに知り合った東京おもちや美術館(以下TTM)の方にお声がけいただきました。

■当日の内容
レスキューストックヤード(以下RSY)さんの支援レポート
・TTMの方が4月7~10日まで陸前高田に行かれた現地リポート
・参加者各グループでのダイアログ(対話)

※当日の内容を私のフィルターを通して記載しているので、その点はご了承ください

RSYの支援レポート

足湯による支援等で現地の生の声を伝えてくださいました。

■特徴的な声
1 ここにいつまでいられるのかわからない。目標が立てられない
2 ここに行けば、問題解決できるという場所をつくってほしい

■今回の災害の特徴
1 複合災害(地震・津波・原発)
2 広域災害(=支社・行方不明者が報告された自治体数91)

■(ボランティアの視点から見た)今回の災害の特徴
1 社協機能・行政機能の喪失
2 3つのボランティア活動阻害要因
  1 ガソリン不足(初期に起こった。現在はほぼ解消)
  2 コーディネーター(調整者)不足(地域差が大きい)
  3 拠点不足(徐々に解消されているがまだ不完全)

■対応の方針
1 支援のない地域を作らない
2 全国からの多大な厚意(支援金等)を効果的に活用する
3 できることからはじめる

■支援の基本
1 被災者本位
2 地域主体
3 ゆっくり丁寧に

足湯という個別具体な支援によって、下記につなげてらっしゃるのはとても学びとなりました。

1 一般的抽象的関係→具体的関係へ
 被災者とボランティア→Aさんと私
2 隠れたニーズを拾う
 さりげない会話から真意を拾う
3 世に訴える

次はTTMさんのセッションについて書きます。

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2011年4月21日木曜日

CSRで他部署の協力を得るのが難しいですが、どうしたらいいでしょうか?

Creative commons. Some rights reserved by suztomo.
「他部署の協力を得るのが難しいですが、どうしたらいいでしょうか?」

これは外から見ていて、結構活動が進んでいるなと思う企業様でもお悩みの企業様が多いと思います。こちらも背景が別れます。

1 そもそもCSRという考えが誤解されている

2 社員がCSRに関心がない

3 経営層(決裁権限者)が否定的またはCSRに関心がない

1 の場合は、まず正しい理解が必要です。その場合、CSR担当者自らが先陣を切って、啓発活動に移る必要があるでしょう。あまり難しいことや正確性を求めるのではなく、要はこうですよと、できるだけシンプルに教えてあげること、その人達の日々の活動の中でCSRと結びつけてあげることが重要です。部署において、関心事が違うため、関心事とのつながりを明確に伝えることも大切です。

2 の場合、実際活動に巻き込んでしまうことが重要です。概念から入りたい人もいれば、体感から入る人もいます。後者の場合は、いろいろ語るよりも、体験することが重要です。その際のポイントは実際、社外のステークホルダーと接する機会を設けること、自らの活動のフィードバックをステークホルダーからもらうことです。

3 こちらの場合は骨が折れると思います。経営層が理解を示してくれていれば、1と2の対策はまずはTOPダウンでということが可能ですが、経営層の理解が無い場合、まずは経営層の理解をとりつけなければ、長期的な計画すらたちません。往々にして経営層がCSRに理解を示さないというのは、利益や事業活動との相関関係が見えてこない場合が多いからです。その際はやはり利益とどうつなげるか、つながるかを担当者自ら明示する必要性があるでしょう。

1、2については、下記をご参考にしてください。
6月14日(火) 14:00-16:30(13:30開場)
基礎からおさえる「社内外」とのCSRコミュニケーションセミナー

2については、 下記をご参考にしてください。
6月2日(木) 14:00~16:00(13:30開場)
CSR・社員教育ご担当者様向け 「社員を巻き込む!CSR・環境教育セミナー」

3については、下記をご参考にしてください。
6月28日(火) 13:30-17:30(13:00開場)
アミタ流社会的マーケティングのススメ 利益につながるCSR実践セミナー



2011年4月20日水曜日

CSR活動担当になりましたが、何から始めたらいいでしょうか?

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「CSR活動担当になりましたが、何から始めたらいいでしょうか?」

これもまたいろいろなお客様から聞かれることです。それぞれ抱えている背景が異なると思います。

1 とりあえずCSRをやれと経営層から言われたが、困っている

2 やりたいことはあるがノウハウが無い

3 やりたいことはあるが予算が無い

1の場合はまずは、目的を整理することから始めましょう。その前に、ご自身がCSRを理解するところからということになるでしょう。CSRは特に決まった正解はないですが、一般のCSRの領域を理解することは重要です。また、会社の理念や経営層のベクトルの理解も重要です。CSRというと非常に領域が広く抽象的なので、会社の存在意義や事業、経営状況によって、優先順位が異なるからです。あとは、CSRという言葉に替わる言葉を見つけることも重要です。CSR活動が進んでいる企業様は大体自社独自の言葉を持っています。そして、より進んでいる企業様はその言葉が社内、そして次はステークホルダーに浸透しています。

2の場合、我々のような外部機関にお願いしてみても良いでしょう。小さな成功例で良いので積上げていけば、少しずつ次のステップが見えてきます。最終的には全ての会社が十人十色独自のCSRを実践するのが自然ですが、まずは守破離の守から。真似から入ることを批判する人もいますが、何もやらないよりまず小さく試してみても良いでしょう。ただ、ずっと真似ですといけませんが。

3の場合、自社が使えるリソースで何か始めることが必要でしょう。その場合、既にできあがっている仕組みの利用や、金銭以外の活動が鍵になります。企業が持っているノウハウを必要としている外部機関は沢山あります。企業の活動を後押しする外部制度もたくさんあります。

1でお悩みの方は下記をご参考にしてください。
6月14日(火)14:00-16:30(13:30開場)
基礎からおさえる「社内外」とのCSRコミュニケーションセミナー

2、3でお悩みの方は下記をご参考にしてください。
6月2日(木) 14:00~16:00(13:30開場)
CSR・社員教育ご担当者様向け 「社員を巻き込む!CSR・環境教育セミナー」

2011年4月19日火曜日

B to Bの企業ってなんのためにCSRをやるのでしょうか?

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「B to Bの企業ってなんのためにCSRをやるのでしょうか?」

こういった質問をお客様から受けることが多いです。多くはこれからCSRに取り組む企業様、あるいはCSR担当部署に移ったばかりのご担当者様です。

と、いうことで先日お伺いした企業様がto Bの企業で、とても素晴らしいCSR活動をやっていたので、敢えて同じ質問をしてみました。

「御社はB to B企業ですが、ステークホルダー(利害関係者)の中で、誰を最優先にして、何のためにCSRをやっておられるのでしょうか?」

「従業員のためです。従業員がCSRを理解せずに企業のCSR活動は始まりません。そのために、やっています。」と。

明快かつ即答でした。とても嬉しい限りです。CSRブランディングだとか、SRIだとか、もちろん大切ですが、その全ての源泉は社員です。ですから、その答えを聞いて、いい会社だなって思いました。

実は背景があり、欧米の投資家説明会で、投資家からTOPが怒られたことから始まったそうです。

「あなたの会社は誰のために存在していますか?」と問われて「株主です」と答えたら、「従業員のためでしょう」と。(まずこういう株主に投資されていることが素敵だと思いますが)

それ以来その会社はTOPダウンで従業員と共にCSR活動を推進しています。

to Cの会社だとPR、上場の会社だとIRのためにCSRの立場がはっきりするのでしょうが、to Bの特に、非上場の会社だとCSRの目的や立場があいまいになるようです。そんなことありません。

まずは、経営企画や人事のような立ち位置で、社員のためにCSRを組み立ててみればいいのです。収益が高い組織の従業員のモチベーションが高いのではなく、モチベーションの高い組織の収益が高いのですから。

アミタグループのCSR関連セミナー
メールマガジン CSR JAPANニュース

2011年4月8日金曜日

CSR報告書を読むが頭に入らないときは?2

前回の続きでCSR報告書を読んで気がめいる人へ。1冊そもそも報告書なんて読まないよ・・・って言う人もいると思います。

そういうときこそ「CSR JAPAN」の読み比べ機能です。

自分の関心のあるテーマを読み比べていれば、各社の違いや数字の良し悪し、少しずつ分かってきます。

現在2011年度版のレポートが集まる前に、検索軸を検討中です。こんなキーワードで読み比べたい!と言う方はこちらまでご意見ください。

2011年4月5日火曜日

「ひと・つながり募金」ボランティアチーム結成


私が勤めるアミタグループは、震災直後から、まずは本業におけるCSRを果たすべく、活動を進めていました。

1 【震災支援セットアッププログラム】
  我々の主軸事業、地上資源事業において、震災で滞った産業廃棄物の処理についてお役に立てるよう動いております。

2 「仮設住宅の快適性を向上させる無垢材の内装ギフトセット」の開発
  →今後は仮設住宅のあとに持続可能な(長く持つ、温度調節を極力電気に頼らない、化学物質を減らしたorなくした)住宅が建てられるように動いていくことになると思います。




3 4月販売開始予定で生産していた国産間伐材を用いたワリバシ1万膳を、被災地の炊き出し現場に無償提供

詳細はこちら

ただ、それだけでいいのかということもあり、震災直後からTOPが社員から様々なアイデアを募っており、それらを形にすべく、社内から有志を募って震災支援チームが組まれ、私もそれに参加していました。業務外のボランティアとしてでしたので使える時間、できることは限られていましたが、活動が始まりました。

2011年4月4日月曜日

アミタの震災支援 「ひと・つながり募金」 開始しました。


ペレットストーブ私も少し準備に加わっていました、アミタの震災支援が始まりました。

その名も 「ひと・つながり募金」 です。(募金はこちらから
(銀行振り込みやクレジットカード振込みも可能です)

今回は第1期の募集が始まり、4月1日~4月30日まで募集します。

ポイントは3つ。

1 募金額が2倍になって被災地に送られる
集まった募金額の同額をアミタホールディングス(株)が上乗せする、マッチングギフト方式

お預かりした募金は、全額被災地復興のために使われます

2  寄付者の税は確定申告することによって寄付金控除の優遇を受けることができます。
公益財団法人「信頼資本財団 」とのコラボにより実現されました。(税控除の詳細はこちら
信頼資本財団とは、アミタグループ会長の熊野が理事長を務め、田中優さんらと運営している財団です。

3  支援先は「価値なきものに価値を」というアミタと志を同じくする2団体です
NPO法人 セカンドハーベスト・ジャパン
日本の森バイオマスネットワーク(宮城県栗原市)


現在この募金のブログも準備中です。お金と一緒にメッセージによって、気持ちも届けられるように、また払って終りにならないような仕掛けを準備しておりますので、ご期待下さい。

この舞台裏や、支援先選定についても、書いていきたいなと思います。