■西洋のCSR
古いものですと、下記があるようです。
1790年代・・・カルカッタの東インド会社がカリブ海の奴隷労働者を使って、砂糖を輸出していることにイギリスの消費者が抗議行動
東インド会社は砂糖の仕入先を奴隷労働を使わない先に変更
戦後、不況から失業率があがり、労働問題解決のために、 児童労働や不当に安い賃金で労働者を雇うことに対する反対運動からCSRが盛んになってきました。
裏には、そんなに安い賃金で人を雇われたら、欧州人の雇用の場がないということもあるようです。
アメリカでは2000年前半の企業不祥事から、企業の統治、不正防止に対しての意識が強いです。
■東洋のCSR
日本では石田梅岩の「三方よし」が有名ですが、石田梅岩は儒教の人です。そのルーツは中国杭州にあるようで、南宋時代に杭州の儒教者の中に、商売人は社会的弱者に配慮するべきという論があったようです。
その後、日本では、戦後高度経済成長期の公害問題から今のCSRの一旦を担う環境対策が始まりました。日本で環境の意識が強く、その他の分野が遅れがちなのもその辺りに背景があります。
次回は労働組織の成り立ちです。
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