弊社蝦名がグローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク会員向けに開催したワークショップでファシリテーターを担当
当日は、私もお仕事で大変お世話になっている企業様をゲストに迎えて、「豊かな森と人をつなぐ取り組みを考える」というテーマでワークショップでした。
ダイアローグは、大きく2つのテーマに分かれました。1企業活動と森の関係
2FSCはCSRにどうつながるのか?
1 企業活動と森の関係について
企業の業態によって、どう関るか位置づけやストーリー作りが変わります。
「化学メーカーだが、生物多様性とどう関れば良いか?」
「人工林に手を加えてることは生物多様性になるのか?」
など具体的な質問も出ました。
→この辺りはアミタさんに教えてもらうことにしましょう。
例えば、
■製紙メーカーさん
木はまさに本業の原料なので、良い原料調達の一つとして、
良い森を育てること→良い木を育てること→良い紙を作ること、作り続けること
です。(残念ながら、大手日本の製紙メーカーさんはほとんど今外国産材が原料なんで、このストーリーは厳密には違うのですが・・・)
■飲料メーカーさん
水はまさに本業の原料なので、良い原料調達の一つとして、
良い森を育てること→良い水を生み出すこと→良い製品を作ること
と本業とスムーズにストーリーが作れます。
もちろん製造メーカーさんで水を使わないところはほとんどないですが、
水そのものが商品になっている飲料メーカーさんはストーリーが作りやすい。
CSRという文脈でとらえられることは少ないですが、
最近は漁師さんが森を守る(特に広葉樹中心の雑木林)活動が注目されていますね。
良い森を育てること→良い水を生み出すこと→おいしく安全な魚を育てること
と本業との結びつきからきています。
例:北川漁業協同組合
ちなみにここの「ちょんがけ」という漁法で鮎を釣るの、とっても楽しいですよ。
次は仕事でないときに行きたいです。
でも、ユーザーとしてどこの企業様も紙は使います。
また、企業が関係している地域に山があれば、あるいは使っている水の源流までたどれば、山に行き着きます。ということで関係の大小あれどステークホルダーにはなりえます。
どれだけの利害関係を持つかは企業活動次第ですが。
そこで、2です。
2 FSCはCSRにどうつながるのか?
どんな企業でも、FSCの製品を使うことは、CSR調達になります。
ISO26000で川上、川下全てにおいて、企業はCSRを果たすことが明示されました。
でもFSC認証されていれば、少なくともその商品については、CSRを果たした購買といえます。
詳細はこちら→http://www.aiec-net.co.jp/fsc/meritt.html
このFSCという考え方、元々トリプルボトムラインを受け継いでいます。
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トレーサビリティ監査 や フォレストック認定モニタリングサービス などは特にこれからのCSRに役立つサービスになるでしょう。
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