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第1回 相手に届く言葉で話してみよう
CSR社内浸透のためのハードルはいろいろあると思います。
「経営者、管理職が理解を示してくれない」
「現場がCSRはCSR部門がやるものと思っている」
「そもそもCSRの考え方が理解されていない」
そのためにCSR担当者の方がまず取り組むべきは、周りにCSRという考え方を伝える必要があります。CSR従事者がCSRの言葉で話を続けている限りは、現場や経営層からはなかなか理解されません。
例を挙げます。
CSR語:「ステークホルダー(利害関係者)とのダイアローグ(対話)を経営判断に取り入れましょう」
改善例:「顧客、株主、従業員、地域住民ら利害関係者の声を経営判断に取り入れましょう」
改善例 2:「顧客に行っているアンケート調査を株主、従業員、地域住民等にも広げ、
質問項目を商品のみに関わらず、環境や地域課題、社会課題についてもヒアリングし、
ニーズを調査しましょう。」
CSR語:「ISO26000を参考にして、弊社もデューディリジェンスを取り入れましょう!」
改善例:「デューディリジェンスというのは善管注意義務のようなもので、
それを自社が与える社会的影響に適応しましょう。
社会的影響とは具体的に、…があります。」
よって、まずCSR担当者になったら、CSRという考え方がなぜ必要で、それは一体どういうことでどのような影響を与えているのかを担当者自身が理解して、翻訳して説明できるようになる必要があります。それでは次回からは、どのように進めていくのかを書いていきます。
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