2011年6月7日火曜日

被災地ボランティアスタッフとの再会

東京に戻って嬉しい話がありました。
まめにボランティアの皆さんと連絡先を交換していた方がいらして、
5月14日に再開の機会を作ってくださいました。

集まった人数33名(おそらくですが)でした。
ほんの数日の体験でなんの強制力もない集まりにここまで人が来る。
それはすごいことです。
下は大学生から、上は50代の方々まで仕事もばらばらの人達が集まりました。

「みんなと一緒に活動できたことを誇りに思う」
「また行きたい」
「言葉を選ぶ必要があるのはわかってはいるが、被災地にいた数日間、やはり充実していた」
「こんなにサボらず一生懸命な現場は、本職でも見たことが無かった」

1 共通目標、共通体験を持つこと
2 自分が誰かの役に立っていると認識できること
3 共に苦しみを乗り越え、喜びあえる仲間がいること

これらがあると集団はまとまり、高いモチベーションを保つことができます。


中には小学校のPTAに頼まれて、子供達に体験をシェアした方がいらっしゃいました。

ハッピを切る先輩社員 K
「TVの情報で知っていることが多いはずなのに、メディアが伝えるのと、友人の父親が伝えるのではリアル感が違うんでしょうね。中には涙ぐむ子どもがいるくらい、真剣に聞いてくれました。」

当事者意識を持つことの重要性を教えてくれた事例です。
その場に行ければいいですが、身近に行った人の話を聞くだけでも、随分とリアルな手触りを持てるはずです。

当日はベースキャンプをまとめてくれていた方が、地元の漁師さん達のハッピをもらって持ってきてくれました。地元でも4着しかない貴重なハッピで、今も全部戻っていないそうです。それをいただけたということは、地元のお役に少しでもたてたと、認めてもらえたのかもしれません。一人ひとりハッピを来て撮影しました。

企業の方がプロボノを活用し社会的責任の一旦を果たすことも増えるでしょう。その際の導入をして、下記記事もご参照ください。

社員が「プロボノとして震災関連のNPOを支援したい」と言っているのですが、プロボノとは何ですか?実施する上での注意点は?

5月はほぼ震災関連記事でしたが、今後はまた通常の記事に戻ります。
震災は起こらないに越したことはないですが、時間は戻りません。
なら今後より良くなるようにするしかありません。
歌津で出会えた皆様と、その機会をくれたアミタに感謝します。

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