2011年3月12日土曜日

東北地方太平洋沖地震とCSR

東北地方太平洋沖地震がおきました。
東京も震度5ということで、奈良出身の私としては、
阪神大震災以来の大きな地震の体験となりました。

こういうときこそ、企業はCSRを果たすときです。
個人の寄付やボランティア活動の準備について、
多くの情報が寄せられ日本の国民性の素晴らしさを感じます。

しかし、個人はもちろんですが、
企業人として、企業としても果たす使命が多々あります。

インフラ関連企業が最もわかりやすいCSR活動を本業として行っています。


■交通
災害状況を確認し、東京では深夜も鉄道各社が運転し、
東京の帰宅難民を安全に帰宅させました。
被災地近辺では昼夜を問わない復旧工事がなされているでしょう。

■電力会社
原発の安全確保、電力供給の再会等で頑張っておられます。
特に福島第一原発は近隣住民に避難勧告が出される状況。
その最中に、もっと危険なところで作業している従業員の方々が
いらっしゃることは、忘れてはなりません。

■通信
電話だと、災害連絡はもちろん、災害伝言ダイヤル等、最大限活用しています。
ネットだと、災害伝言掲示板や、災害に関する情報や対策をまとめたページ掲載などがそうです。
ソーシャルメディアと呼ばれるFace book Twitter Blog等でも、
災害に関する情報が発信されています。

■金融機関
土日も出勤して、被災者の方の当座の資金引き出しの対応をしています。
今後、企業や個人が再建する際に無利子、あるいは低利長期のローンを組んであげられるか、
それも立派なCSRだと思います。

■自衛隊、消防隊、警察、自治体の方々
緊急対応で危険を顧みず働いておられます。

■マスコミ
できる限り現地の情報と、
必要な支援がいきわたるように情報発信をし、
募金の広告を掲載しています。

■物流
現地への配達手段はもちろんのこと、日本各地の物流が寸断されることで、
他の地域の物資が不足しないためにも活動されているはずです。

■食品
現地への食糧の供給はもちろん、
結果として、研究活動開示が社会のためになっている企業もあります。

広島での原爆後遺症の調査を踏まえて、
1986年のチェルノブイリ原発事故の時に、ヨーロッパへのみそ輸出が急増。
タケヤ味噌のHPに広島大学の伊藤明弘教授のマウスを使った実験結果がアップ 。
http://www.takeya-miso.co.jp/column/008.html


■建築
長期的に見ると、住宅やビルの建設で役割を果たします。
その際、できる限り低予算で、かつ環境に優しい都市づくりに貢献してほしいです。

■私の会社
被災により受け入れられなくなった廃棄物を緊急で受入ることや、
製造所での事故が起きないように安全な対応を行うことです。

■すべての組織にいえること
どのような業態の組織でも言えることは、
従業員の安全を確保し、少しでも早く通常業務を再開することだと思います。
(あくまで安全が第一です)

アミタグループ社員有志が参加した被災地ボランティアの報告会/ご意見交換会を開催 

【日時】 5月27日(金) 17:00~18:30 (16:30開場) 

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