2011年5月歌津にて |
2011年は東日本大震災があり、CSRは今まで以上に重要視され、メディアにも少しずつ取り上げられることとなりました。日経にISO26000関連記事が取り上げられたり、企業のBCPや震災支援、被災地出身者の雇用、被災地への投資等々、ようやくCSRが単なる社会貢献活動ではなく、企業活動として不可欠なものであることが少しずつ理解され始めた気がします。
被災地では、フィルムに関する企業様が津波で流された写真の洗浄を手伝うようなこともあり、同じボランティア活動でも本業で培った力をどう社会に還元されるかを考える機会になったと思います。 (実際、ボランティアの中で集めた写真をどう洗浄するか、結構難しかったです。洗浄方法を誤ると写真としての価値が維持できない…)
私が所属する組織としても、震災に本業で何ができるか、トップからメッセージをいただき、模索行動していく1年でもありました。その中のほんの一部ですが、ボランティア活動については、ブログに記載されていますのでご覧ください。
ひと・つながり募金ブログ http://hito-tsunagari.blogspot.com/
私も実際に、宮城県の歌津に行かせていただきました。自然の大きさ、人の弱さと強さ、論理的に文字で記載するに限界があるような、体験をさせていただきました。
一方、大王製紙、オリンパスの問題でも、個人の犯罪だけでなく、企業のガバナンスという問題が取り上げられています。これは引き続き今後の経緯が注目されるところです。
このブログも有難いことに、CSRのご担当者の方から、
「ラギーレポートを検索していたら発見しました!」とか、
「掲載されているセミナーに行けなかったですが、次あったら行きたいです」とか、
「ドラマーだったんですね」とか、
いろいろなお声をいただけるようになってきました。また、今年は500名を超える方々との出会いがあり、2010年以上に新しい出会いをいただきました。2008年から、毎年公私ともども多くの方との出会いに恵まれております。本当に感謝です。
まだまだ始まったばかりのブログであり、記事を書く力も時間もなかなかうまくとれていないですが、愚直に着実に継続していきたいと思います。2012年度も「CSRが当たり前になる世の中に」なるように微力ながら邁進してまいります。
2012年は心機一転、オフィスが京都の町屋となります。奈良県出身の私としては久しぶりの関西復帰ですが、また新たな出会いと発見に向けて、楽しみにしております。
2011年もお世話になりました。
2012年も何卒よろしくお願いいたします。
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